1972-06-01 第68回国会 衆議院 地方行政委員会 第30号
したがって、映倫自身も、社会的な使命というものを十分お考えになって、善良な社会風俗を維持するという観点から、一般の社会通念上、節度として守らなければならぬなと思われる点々十分お考えになって審査をしていただきたいと思います。 いま本庄君から答弁いたしましたように、警視庁としてももこういうものの捜査権といいますか、いきなりそれを発動したわけではないので、勧告なり注意なりは事前に十分しておるわけです。
したがって、映倫自身も、社会的な使命というものを十分お考えになって、善良な社会風俗を維持するという観点から、一般の社会通念上、節度として守らなければならぬなと思われる点々十分お考えになって審査をしていただきたいと思います。 いま本庄君から答弁いたしましたように、警視庁としてももこういうものの捜査権といいますか、いきなりそれを発動したわけではないので、勧告なり注意なりは事前に十分しておるわけです。
やはりこういうものは映倫自身が判断をし、もっと映倫の手によりましてりっぱな映画に直していくということをやっていただく以外にはないのではないか、私はかように考えておるわけでございます。 警察といたしましては、特にお話の暴力的なもの、残忍なものにつきましては、現在ちょっと取り締まりの法規というものはございません。
もしそのやり方がいけないときには、先にも申しましたように言論の自由、表現の自由を享受するのは国民一般でありますから、国民としての映倫に対する強い批判をしていくべきだろう、そういうふうに考えて、やはりそういう形で映倫というものをわれわれとしても見守って、映倫自身にもそういう点に努力していただくことが必要だろうというふうに考えております。
ただ、技術的に今の映倫に検査をさせるという考え方の場合に、映倫の検査を受けなければいけないというふうに持っていきますと、映倫自身が一つの権力を握ることに私はなると思う。映倫というのは映画会社の一つの任意組織でできておりまして、映倫に入っていない会社もあるわけです。
おそらく映倫自身で判断をいたしまして、これは自粛すべしだ、こういうことを申しました場合に、これを自粛しないといった場合、一体どういう処置がとれるのかということを考えてみますと、外国映画等の輸入にあたって、税関吏がきちんとものごとを片づけるという意味から申せば、これは税務官吏自身の一つの権限でありますが、それを独断専行せず、民間にある映倫等の自由な機関といいますか、自主的な機関、それの協力のもとに一つの
映倫の存在を認め、またその価値というものをあなたが評価されるなら、またそうすることが正しいわけですよ、映倫自身の扱い方としても。どうしてそういうふうにできなかったものですかね。直接東映の人に聞こえるような、そういうやり方で、そのために問題が非常に大きくなってしまった。はなはだ私はまずかったと思うのです。どうお考えですか。